幻の大横綱。塩谷『大充』の名で活躍した若牛時代から規格外のスケールの大きな角突き ぶりを示し、21世紀の越後闘牛界を背負って立つのは、この牛をおいて他にいないとま で目されていた。しかし、この牛にしてこの疾あらんとは。平成12年充実期を迎える8 歳にしてこの世を去る。越後闘牛界のみならず日本闘牛界にとっても大きな損失であった と言っても過言ではあるまい。それほどの大器であった。 撮影者(写真提供): のもとまさのりさん (HP:中野の文蔵)